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尋常性疣贅(ウイルス性イボ)、手足にできる普通のイボ

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)とは、手や足にできるごく普通のイボのことです。イボは感染するウイルスによっていくつかの種類がありますが、一般的なイボはHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因ウイルスです。

尋常性疣贅の治療は液体窒素による凍結療法や漢方薬(ヨクイニン)の内服、外科治療による切除が病院で保険適用となります。
他にも保険適用外となりますが、当サイトで紹介しているベセルナクリームでも治療することができます。
ベセルナクリームは炎症やただれ等の副作用が出やすい一方で、塗布部位の免疫力を高めてイボの再発を防ぐ効果もあり、治療が難しい尋常性疣贅に対しても有効性が期待できます。

ベセルナクリームで尋常性疣贅を治療する場合、病院だと自費診療となりますので薬価が高くなりますが、通販(個人輸入)を利用すると格安で購入できます。

尋常性疣贅(ウイルス性イボ)とは

尋常性疣贅症状引用画像01

出典:イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?─ Q1 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

イボと一言で言っても、いくつかの種類があります。日本皮膚科学会が定めた「尋常性疣贅診療ガイドライン 2019」では、イボを大きく分けてウイルス性イボ、脂漏性角化症、軟性線維腫の3種類に分類しています。
さらにウイルス性イボは尋常性疣贅、伝染性軟属腫(水イボ)、その他の特殊な例(尖圭コンジローマ等)の3種類に分類され、特殊な例にはミルメシアや扁平疣贅など10種類のイボがあります。尋常性疣贅は主にHPV(ヒトパピローマウイルス)の2a型、27型、57型が原因ウイルスとされています。
イボはえんどう豆以下の大きさで表面が固く盛り上がっており、徐々に大きくなって合体してきます。

タコや魚の目との見分け方

タコと魚の目引用画像01

出典:イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?─ Q12 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会

尋常性疣贅は、手や足にできやすい最も多く見られるイボです。多くの場合はすぐに見分けられますが、足にできた場合はタコや魚の目と見た目が似ています。タコや魚の目はいずれも、足の一部が異常な圧迫刺激を受け続けることでその部位だけ皮膚が反応して分厚くなっている状態です。
タコは部位全体で厚く盛り上がっているのに対し、魚の目は中心が局地的に分厚くなるため目玉のように見えます。いずれも皮膚の厚みによって白~黄色で表面は特に変化がありません。
一方で尋常性疣贅はウイルス感染によって患部の細胞が変化している状態であり、白、肌色、褐色と色に変化があって表面がざらついてるのが特徴です。

言われてみれば、見た目は結構ちがっててしっかり区別できそう。

尋常性疣贅の治療

外科治療イメージ02

尋常性疣贅の治療方法として、皮膚科で保険適用となるのは以下の3つです。

  • 液体窒素を用いた凍結療法
  • ヨクイニン(漢方薬)の内服による薬物療法
  • 外科治療による切除

凍結療法は、-196度の液体窒素を染み込ませた綿棒をイボに押し当てて凍らせ、イボを除去する治療法です。イボの治療においては古くから最も知られている方法であり、安全性は高いですが強い痛みをともなうのがデメリットです。1回では除去できないため、数回(場合によっては数十回)に渡って施術を行う必要があります。

液体窒素は飛び上がるくらい痛いって話だけど、出来れば避けたいなぁ…。

薬物療法は、ヨクイニンと呼ばれるハトムギの種から作られた漢方薬を継続して内服する方法です。ヨクイニンは体内の免疫力を高める働きがあり、イボの原因ウイルスであるHPVを攻撃して症状を緩和します。処方薬としてヨクイニン錠「コタロー」が病院で処方される他、サプリメントとしても市販されています。

外科治療は、局部麻酔を用いて手術でイボを切り取る治療法す。最も確実にイボを除去できる一方で出血を伴い、手術後には傷跡が残ります。

尋常性疣贅を皮膚科で診てもらう場合、多くの場合は視診で診断できますが、見分けがつくにくい場合にはダーモスコピーと呼ばれる特殊な拡大鏡を使った検査が行われることもあります。

ベセルナクリームを用いた治療

ベセルナクリーム引用画像01

出典:ベセルナクリーム5% | 持田製薬株式会社

尋常性疣贅の治療は、上記以外でも保険適用外の方法が多数ありますが、当サイトではベセルナクリームを用いた治療を紹介します。

ベセルナクリームはただれや痛み等の副作用が非常に出やすいため、尋常性疣贅の治療においては推奨度が低めの治療法となりますが、イボに対する有効性は認められています。
尋常性疣贅ガイドラインでは、海外の臨床データをいくつか取り上げ、イボの完治および50%以上の縮小といった成功例を多数あげています。日本国内でも、難治性疣贅に対して著明な有効性が確認された報告があります。
ただし、いずれの場合でも塗布部位に炎症やただれといった副作用が高確率で認められています。
ベセルナクリームは患部のウイルスや感染細胞を免疫機能で攻撃する仕組みの薬ですので、炎症によるただれは薬が正しく効いている状態とも言えます。副作用のデメリットがあるものの、治療が難しい尋常性疣贅に対しても有効性が期待できる強力な治療薬がベセルナクリームです。

足の裏に大きくて頑固なイボが出来て液体窒素で治らかなったんだけど、ベセルナクリームなら効くかも…?

ベセルナクリームの使い方

ベセルナクリームは尋常性疣贅に対する用法・用量がきちんと定められていませんが、ガイドラインおよび海外の臨床データによると、ODT(閉鎖密封療法)が有効であるとされています。
ベセルナクリームを用いた、ODTによる治療法は以下のとおりです。

ODT引用画像01

出典:軟膏剤 | 野口皮膚科医院 | 群馬県太田市の皮膚科、形成外科、小児科
  1. 塗布は1日1回、朝に行います。ベセルナクリームの包装を開け、適量を指先に取ってイボに塗ります。クリームが見えなくなるまでイボにすり込みます。
  2. イボの大きさに切り取ったラップを塗布部位にのせ、周囲をテープで塞ぎながらしっかり固定します。
  3. 夜になったらラップを剥がし、患部のクリームを石鹸でしっかりと洗い落とします。

服用間隔に関しては週のうち5日間は連用し、2日の休薬期間をおくというサイクル4~8週間以上続けるのが好ましいと考えられます。

尋常性疣贅の治療に関する体験談

尋常性疣贅(ウイルス性イボ)を治療された皆様から寄せられた体験談を紹介します。

液体窒素で治らなかったイボがベセルナクリームで完治

夕月さん(女性)

足の裏にイボができたのですが、放っておいたらどんどん増えて大きくなっちゃって…。さすがに見た目も非常に悪くなってきたため近所の皮膚科を受診して液体窒素で治療してもらいました。とても痛い思いをしたあげく、水ぶくれができて治りませんでした。
保険適用にならないから高くなるけど、と念を押されて次に行ったのがベセルナクリームの処方でした。
もともと性病のイボを治す塗り薬だけど、足のイボも同じ種類のウイルスだから効き目はあるとのこと。
今度は自宅でイボにクリームを塗り、ラップをあてるという治療を行いました。液体窒素ほどではありませんが、やはりイボを壊す作用があるみたいでイボが赤くただれて痛みがありました。
何回か通院して相談をしつつ、副作用を我慢しつつ、1ヶ月ほど続けるとただれが治まってイボも目立たなくなってきました。さらにもう1ヶ月ほど続けたところ、やっとイボが完治ました。
その後、現在まで再発は起きていません。